気持ちの良いお天気が続きます。午後に土砂降りの雨が急に降ることを除けば。
風が少しヒンヤリして、空気がサラッと軽い。
こんな季節は本当に短いですね。木々の緑も柔らかい緑色。
いつの間にか、たくさんの葉っぱをつけて風に揺らいでいます。
けれども今年も「外出自粛」の日々です。
歩くことだけを目的に散歩するのは、なかなか難しい。(私だけでしょうか?)
お茶やランチ、という目的があればこそ、楽しく散歩ができるというもの。
どんな服を買おうかしら、などと思案するウィンドーショッピングの散歩も
飲食はつきもの。
外食の楽しみは意外と大きい、と感じています。
タイトル:「世界の美しい書店 美しさと個性で選んだ世界の最高ブックストア50」
著者:今井 栄一 ㈱宝島社 2014年7月
ISBN:9784800227256
このように写真で紹介するタイプの本、大好きです。
訪れたことのない街の、素敵な書店がたくさん紹介されています。
(少し古い本ですので、今は閉店してしまったお店もあるかもしれません。)
昨今、ネットで本を購入、あるいは電子書籍が大いに幅を利かせているけれど
書店で本を探す、というのは本当に楽しいものです。
たしかに欲しい本がはっきりしているときには、効率的に手に入れるためにネットで購入するのは
理にかなっていると思います。どうして、こんなに時間に追われた日常なのか?わかりませんが。
でも書店で本を探す、というのはちょっと大げさですが「知の冒険」と思うのです。
この本を作った人は相当な本好きです。いや書店好き。
書店に行くのは「本との出会い」を求めているからというのです。本と出逢うために書店に行く。
だから書店の本のセレクトや内装、居心地、立地、すべてが大事なのです。
(本と出合うための舞台装置、言えばどうしたら買ってもらえるか、工夫をしているということかな。)
こうした書店での思いがけない出逢い、これは本当にワクワクします。
本へのこだわりを持った書店、今では貴重な存在です。
長く存続して欲しいですし、応援したいです。
飲食がなくても、きっと満足できる散歩になると思います。