急に季節が進んで「寒い」「冷える」という感覚が蘇ってきました。なんでも一気に変わるのは、人の世だけでないんだ…?
コロナウイルスにしても、なぜこんなに激減したか、専門家もわからないようで。
それにしても、自由が戻って嬉しいです。少し「密」を警戒しながらも、久しぶりに展覧会に出かけました。
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」
東京国立博物館 – 展示 日本の考古・特別展(平成館) 伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」 (tnm.jp)
実は仏像を見る展覧会に行くのは初めてでした。
観光地の寺院に安置されている仏像を見たことはありますが。
今回は仏像だけではなく、天台宗の歴史そのものの紹介もあり、最澄直筆の書なども見ることができました。
千年以上前の経文その他が完全な状態で大事に残されていることに感銘を受けました。
自然体の仏像があったりして、教えが身近に感じられるというものです。何も知識がなくても、なぜだか満ち足りた時間を過ごせました。御朱印もいただけるらしく、お坊様が待機していました。でも、あまり目立たない場所でしたが…。
タイトル:山の帰り道 著者:沢野ひとし
株式会社KADOKAWA 2021年7月
ISBN:9784041113219
別に山登りが趣味だというわけでもなく、なんとなく「本の雑誌社」周りのエッセイが気に入っています。
そんなに大変な山に行ったこともないのに、なんだか清涼な空気を感じられる気がして。
山では慎重に行動し、緻密に計画をした通りに行程を進んでいく、時に悪天候に阻まれることもいとわずに。
体力のない、運動不足の自分には絶対に見ることのできない絶景、憧れます。
好きなことは長く続けられるし、それを中心に人の輪ができて、悲しい別れもあるけれど、様々に彩られた思い出がそっと人生に寄り添ってくれる。それはとても素敵なこと。
この1冊が、あなたに優しい安らぎを感じさせてくれますように。