カテゴリー
思うこと 日常の一コマ 雑学 面白かった本

せみ時雨

 夏本番。
せみ時雨、かき氷、麦わら帽子…。
先ほども、バルコニーの洗濯物からセミが転がり落ちて
びっくり。
昨日はマンションの廊下にも
腹をみせたセミがおりましたので
セミ爆弾に注意しながら通り過ぎたのでした。
最近は日差しが痛いくらいです。
どうぞ、ご自愛ください。
そして、大雨にも注意が必要です。
つつがなく毎日を過ごせることは、
本当に感謝すべきことだと実感する日々です。


 汗をよくかくせいなのか、肌がひりひりするので、
思いついて昔懐かしい「シッカロール」を使い始めました。
これが、なかなか具合が良くて、
お肌がサラッとして気持ちが良いです。
ロングセラーには愛されるわけがあるのですね。
すばらしい!

タイトル:雨を読む 
著者:佐々木まなび(著/文 | イラスト | 写真)
芸術新聞社 2021年5月
ISBN:978-4-87586-610-7

 今回は本の表紙画像はありません。
著作権について、少し勉強しました。
たとえ本屋さんのHPに画像があっても、
それをブログに載せることはできないと知りました。
(よく見ると本屋さんのHPには画像を使用してはいけない旨の注意がありました。申し訳ございませんでした。)
本の画像を掲載してブログ記事を書く、という行為は
厳密にいうと「複製権」と「公衆送信権」というものに抵触する行為とのこと。
安易に画像を載せていましたが、以後気を付けます。
「版元ドットコム」に掲載されているものは、
基本的に使用可能ということですが、
今回使用したい本の表紙画像は残念ながらありませんでした。

この「雨を読む」という本は
渋谷の文化村にある「ナディッフモダン」で見つけたものです。
時期的に目に飛び込みやすいタイトルだったこと、
パラパラと見たところ、多様な雨の表現が載っていて
深く感心したのでした。
本屋さんや出版社さんには申し訳ないのですが、
早速図書館で借りてきました。
思った通り、
日本は雨が似合う土地柄であることを再認識しました。
どうしても、足元や衣服が濡れる心地悪さが先に立ち、
雨を嫌いがちです。
最近は災害に発展することも多く、なおさらです。
けれども、こんなにたくさん雨の降り方の表現があるということは、日本人にとって雨はとても大事ですし、ずっと身近なもの。
雨の情緒は心に深く届きます。
雨の捉え方が、少し変わりました。
雨音を聞いたり、雨粒の大きさを見たり、風を感じたり。
雨を愉しみたいと思います。

この1冊が、あなたの人生の色どりになりますように。




カテゴリー
面白かった本

ついに、セミの大合唱!

ようやく梅雨が明けて、待ってましたとばかりにセミが元気に大合唱です。
聴こえなければ寂しいし、鳴けばうるさいと思う、本当に人間は勝手なものです。
夏本番ですね。


今回は軽く読めた本のご紹介です。
ミステリー寄りのエンターテインメントです。
題材は「もののけ」などで昔は目撃談が多かったけれど、最近めっきり消息がない、あの方々です。実在するのか、しないのか、もありますが、その起源や言い伝えは歴史があって、根拠があるといえばあるし、ないといえば存在そのものが疑わしい。
でも、そのような学術的なことはさておき、とても楽しく読みました.

タイトル:「逢魔が時に会いましょう」 荻原浩 著
㈱集英社 2018年4月 ISBN:9784087457223

物語は、女子大生と民俗学の准教授が主人公ですが、大学生の真矢の視点から物語が進みます。
そこが楽しく読めるポイントです。
河童も天狗も座敷童も全く知らないし、興味もない大学生だから、准教授の解説がわかりやすく語られ、納得できるのです。それに女子大生の真矢の方が男勝りで、准教授はナヨっとひ弱な感じ。
でもいざとなると、頼りがいのある良い先生という性格設定が、楽しいやり取りにつながってスラスラ読めてしまいます。
夏のお暇なときにおススメです。