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エッセイ 日常の一コマ 美味しい一皿 雑学

蒸し暑い!

梅雨入りしてお日様が恋しい今日この頃。
昨日あたりから蒸し暑くなりました。
体調管理の難しい季節です。
どうぞ、ご自愛ください。

本日は、人形町を散歩しました。
そして美味しいお茶のお店を発見しました。

ティーハウス茶韻館 (chainkan.com)

台湾紅茶と杏仁豆腐をいただきました。
うっかり、杏仁豆腐をいただいた後に写真を撮ったので
杏仁豆腐の清楚な姿は、想像してください。
最近はコーヒーの美味しいカフェは、
あちこちにありますが、
紅茶の美味しいところには出会えていませんでした。
それだけに感激もひとしお。
お近くにいらした際には、ぜひお立ち寄りください。

タイトル:「ジジイの片づけ」著者:沢野ひとし
集英社クリエイティブ 2020年10月
ISBN: 9784420310895

ジジイの片づけ / 沢野 ひとし【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

なんといってもタイトルに惹かれました。
男性の片づけの本は、とても少ないと思うのです。
男性が著者ですとオフィスで効率よく仕事をするには、
といった切り口の片づけ本はたくさんありますが、
プライベートな空間まで言及した本は、
全くないわけではありませんが、少ない印象です。
著者はイラストレーターで自宅が仕事場なので
個人宅全般の片づけと仕事場両方について書かれています。
仕事場の整理整頓がきちんとしている人は
信頼できるという哲学をお持ちです。
でも家族は物を捨てられない質だそうで
意見の相違がいさかいを生む。
そうなんです。
我が家もそうなんです。
本人が納得しなければ、何も変わらないし
家族といえども人の生活は変えられない。
別に私は片付け魔ではありませんけれど
書類だか何だかが積み重なって机が見えないというのは
嫌じゃありませんか。
いつも探し物をしている感じ。
本人は、おっとり、のんびり、どこかな?と
ゆったりしていますが
こちらはイライラが募る状況。
思うに物への姿勢は、価値観を示していて
生きることにも繋がる深遠なことなのです。
著者のように一番上の引き出しは何も入れない
というほど物を取捨選択できないけれど
死ぬまで物と付き合い、片付け続けるのでしょう。
実にシンドイことです。

この1冊が、あなたの人生の道しるべになりますように。






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エッセイ 日常の一コマ 雑学 面白かった本

梅雨入りも間近

 梅雨を思わせるような空模様が続きます。
先週は雷や雹など天気の急変がありました。
この先大きな災害につながることのないように
祈るばかりです。

けれども、先週の日曜日はとっても良いお天気で、
蔵前付近で行われていたイベントに参加しました。

モノマチ2022|2022年5月27日、28日、29日の3日間開催いたします。 (monomachi.com)

浅草橋から御徒町・蔵前付近一帯で、
ワークショップや期間限定の商品の販売など、
手仕事や日本の製品の良さなどを満喫できるイベントです。
今年は終了したので、興味がありましたら来年ぜひ!
この界隈は、もともと革製品の業者や服飾業者などが多い地域でそうした老舗と新しい感覚のクリエーターが街を盛り上げようと始まった企画のようです。
紙製品の会社も多くあり、
なぜか勢いで封筒の詰め合わせと
紙でつくる額縁などを衝動買いしました。
また、とてもすいていたので(というか、だれもいなかった)
シルクスクリーン印刷を体験して、楽しく過ごしました。

すってこ – ホーム | Facebook


適当に地図を見ながら歩いていると、
のぼりが立っているのでそれを目指してお店を覗いて、
また別のお店へというふうに、歩数を稼ぎました。
街を歩いているときは、
そんなににぎわっている感じはなかったのですが、
小規模な店舗が多いので、店内は結構人でいっぱいでした。
手芸が得意な友人は、ちらっと見ただけで作り方が浮かぶらしくそれはそれで、なんだかヒントもあったようです。
(そうであってほしいです。お時間をいただいたので。)
最近は、和の小物や日本の製品などに興味があります。
少し前まで、ブランドものが大好きだったのですが…。
日本人の細やかな感性、
長い歴史の中で培われてきた技術、
伝統を守りながらも
時代に合わせてしなやかに変化していく柔軟な姿勢。
なんだか、生きることに通じるようです。

タイトル:「書」を書く愉しみ 著者:武田双雲
株式会社光文社 2004年12月
ISBN:9784334032845

「書」を書く愉しみ / 武田 双雲【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)
現在、電子書籍のみ

最近、いろいろなメディアでよく見かけるので、
どんな方なのだろうとなのだろうと興味がありまして
読んでみました。
作品から受ける印象とは違って、
とても地道に精進なさっていることが伝わってきます。
そして、「道」とつくものの奥の深いこと。
これでお終い、ということはない世界で、究めていくことの難しさを考えました。
正直、「書」の展覧会に足を運んだこともなく、どこをどのように鑑賞するのかも、よくわからない次第で。
だいたい文字も崩してあって、読めませんし。
けれども何事も、食わず嫌いをしないで、見ること経験すること感じることが大事なんだとしみじみ思います。
小学生以降、筆で文字を書いたことはありません!
(妙にきっぱり!…)
でも墨をする匂いは好きでした。
心が落ち着く感じがして。
これからは読めないからと素通りしないで、
じっくり向き合ってみようと思います。

この1冊が、あなたの人生の道しるべになりますように。

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エッセイ 思うこと 日常の一コマ 雑学 面白かった本

連休もお終いです。

あっという間に、大型連休が終わります。

カレンダー通りの休みだった自分にご褒美。
(ということにして)
ふと思いついて、日傘を購入しました。
日よけの機能がダントツの裏側が黒いものは、
何年か前に購入して日差しの強い昨今、
頼もしく使用しております。
けれども日傘としては、なんだか風情を感じられず
小さな不満がありました。
そこで、ふらっと見た昔ながらの日傘に惹かれたのです。

ナチュラルリネンに新色が登場しました | 傘専門店 小宮商店 (komiyakasa.jp)

こちらに購入した商品は紹介されていませんが、
素材はリネンでとても涼し気です。
そして、和モダンなデザインが今の私の気分にピッタリで
とても可愛い。
今年の夏が楽しみです。
実際にショップで手に取って、さしてみて、
鏡で自分の姿を確かめて、迷いに迷って購入する。
それは、ネットで買うのと違って楽しいひと時です。
見た感じと実際に傘を広げてみたのと、
色合い、重量感、開くときの感触、
どれも画像ではわからないものです。
梅雨の前に、雨傘も検討したい、と思いました。

タイトル:「待つ」ということ 著者:鷲田 精一 角川選書
株式会社KADOKAWA 令和3年9月 25版 
ISBN:9784047033962

「待つ」ということ / 鷲田 清一【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

携帯電話が普及してから、
電話をかけることへの抵抗感が薄れました。
それに待ち合わせの風景も激変しました。
いつでも、どこからでも、連絡がつく情況で、
今か今かとイライラしながら待つ、とか、
お互いに違う場所で待っていた、
などの予期せぬ出来事が少なくなりました。
そんなことなど思いつつ手に取った1冊です。
著者は哲学者のため、エッセイ風なのに中身は本格的な「待つ」ことの考察で、読み進めるのに苦労しました。
よく考えられた構成で、最初は思春期の恋人を待つ情景から
最終章では、死を待つ状況へと考察が進んでいきます。
「待つ」ことに余白のない現代を考えさせられます。
私たちは、明らかに「待てなく」なっています。
例えば介護の場面でも、介護する側の時間的な制約のため
ゆっくりやれば本人が出来ることを、
つい手助けすることで、
自立できることを奪っていく現実があるように思います。
私たちは何をそんなに急いでいるのでしょうか?

この1冊が、あなたの人生の色どりになりますように。


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お役立ち本 日常の一コマ 雑学

花粉飛散が本格的に

 最近、くしゃみが出る、鼻をかむ、目がしばしばするなど、アレルギー反応が出始めました。
春、到来です。
忘れずに決まって花粉は飛ぶのですね。
そしてその花粉にきちんと反応する体…。
家で過ごす時間が長くなったせいか、あまり気にならなくなったのは、とても良いことです。
マスクをつけることも習慣になりました。
以前は息苦しさに負けて、なかなか継続してマスクを付けられなかったのです。
さて、今年のスギ花粉の影響はどの程度でしょうかね。

タイトル:文房具の整理術 文具プランナー:福島槙子
玄光社 2020年9月 
ISBN:9784768313923

文房具の整理術 / 福島 槇子【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

 文房具はお好きでしょうか?
私は収集するほどではありませんが、売り場で時を忘れるほど見て回るのは大好きです。
でも、いくらお手頃価格とは言っても、同じ機能のものを、いくつも購入するはことには抵抗があります。
付箋やノート、シール、マスキングテープは別ですが。
(あれま!)
文房具は小さいものが多くて、形も様々で、整理しにくいものの代表格です。
収納するための道具があるのは、薄々気づいていました。
この本を見て、確信しました。
やはり、収納のための文具が必要なんだ、と。
そして、片づけは文房具に絞るべし、というのでトライしたのですね。で、すぐに挫絶。
なぜって、文房具だけ取り出して整理するなんて無理だったのです。文房具には必ず情報や思い出がついてくる…。
使いかけのノート、ファイル類、絵はがき(お土産で購入したものが多いです)などなど、見ているうちに面倒になりました。

あなたなら、どうしますか?

この1冊が、あなたの文房具を快適に収納する助けになりますように。

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日常の一コマ 美味しい一皿 読み物 面白かった本

寒い!

 年が明けるころから、急に寒くなりました。
日本海側では大雪、昨日は京都でも…。
あまり降雪の記憶がない関西・山陽あたりも今年はよく降ります。これも異常気象なのでしょうか?
数日前、朝の通勤電車から雪の富士山が見えました!
冬の雪を頂いた富士山は格別な美しさです。
こころ洗われる瞬間です。
電車から見える時間は、ホンの数秒です。
ささやかでも、冬ならではの楽しみを見つけたいものです。

タイトル:人類の歴史をつくった17の大発見
著者:コーディー・キャシディー 訳:梶山あゆみ
株式会社河出書房新社 2021年11月
ISBN:9784309228372

人類の歴史をつくった17の大発見 / キャシディー,コーディー【著】〈Cassidy,Cody〉/梶山 あゆみ【訳】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

 年末年始に読むぞ!と意気込んで見つけた本です。
先史時代の私たちの祖先の人類の発明から私たちホモサピエンスの時代の初めての出来事まで、現在の科学で解明されていることを楽しくかつ、わかりやすく興味を掻き立てる読み物です。
目次からすでに楽しい。
 はじめてカキを食べたのは誰?
 はじめて衣服を身につけたのは誰?
 はじめての謎の殺人事件の犯人は誰? などなど。
科学技術の発達で、こんなに詳細にわかるようになったことが驚きです。特に 「はじめての謎の殺人事件の犯人は誰?」は推理小説風に読めて面白いです。

ともすると先史時代の人類は、文化も何もなく現在よりも劣った意識だったと思われがちですが、本当にそうだったのか?
縄文式土器も、なぜあのような文様が刻まれているのか、謎ですし、そもそもその時代の道具で同じ土器を再現するのは非常に困難ということです。高い技術があったのです。
昔の教科書で習ったことが刷り込まれていますが、科学の進歩は目覚ましく、教わったことが実は間違いだった、ということはたくさんあります。
時には、常識を疑ってみることも大事なことかもしれません。
当たり前を当たり前と思わないこと、変化の激しい現代ではこのような柔軟な思考が必要なのかもしれません。

この1冊が、あなたの人生の色どりになりますように。
 

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ライブラリー 日常の一コマ

「ご褒美」探し

 早くも年末。
今年も、よく頑張りました。
というわけで、自分への「ご褒美」を探しています。
普段は躊躇して買えない、少し背伸びしたぜいたく品(?)というものを探しております。
これが、なかなか難しいのです。
アクセサリーも良いな? 
うーん、ハンドバッグもそろそろ欲しい…。
去年、ダウンコートを購入したから、別の素材のコートも欲しいかな。
迷い出すとキリがありません。
そんなわけで、まだこれが「ご褒美」というものを絞り切れていません。
先日「ご褒美」とは違うのですが、「湯たんぽ」を買いました。
これが、大正解!でした。
エコだし、かわいいデザインだし。
布団の足元があったかになり、夜中に足が冷えて目が覚めることがなくなりました。

IDEE SHOP Online LAPUAN KANKURIT 湯たんぽ DUO: インテリア雑貨 (idee-online.com)

湯たんぽ自体はドイツのメーカーfashyのもので、カバーはKANKURITという北欧のメーカーのものだそうです。
昔からあるものですが、いつのまにかおしゃれに進化しています。冷え性の方におススメです。

タイトル:谷内六郎 いつか見た夢 
著者:谷内六郎・谷内達子 橋本治 芸術新潮編集部
株式会社新潮社 2021年8月
ISBN:9784106022999

谷内六郎いつか見た夢 / 谷内 六郎/谷内 達子/橋本 治/芸術新潮編集部【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

絵を見ただけで、週刊新潮を思い出します。
週刊誌に興味も何もなくても、絵だけは知っている。
おそらく書店でよく見かけていたのだろうと思います。
ファンタジックな様子なのに、子どもの顔は寂しげな感じなのが印象的でした。
昔懐かしい昭和の雰囲気を思い出す作品も嬉しいですし、子どもの頃に様々な空想をしていたことを思い起こさせるようなノスタルジーを感じさせる作品も楽しいです。
平面的なのに、奥行きを感じさせる色遣いや構成など当時は何とも思わなかったけれど、よく計算されていることが感じられます。
毎週毎週、大変なお仕事だっただろうと思います。
作者は体が丈夫ではなく、連載の最初は書き溜めてあったものを使っていたというエピソードがありました。
ただ続けるのではなく、毎回創造していくことの難しさを思います。
でも、狙い通りのものが出来た時の喜びもきっとたくさんあったことでしょう。
身近にあったのに、いつの間にか忘れていたものに再会しました。

この1冊が、あなたの人生を彩ってくれますように。



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日常の一コマ 風景

長谷寺お参り

 久しぶりに鎌倉の長谷寺へお参りに行きました。
年に1度か、2度くらいお参りしております。
母が好きだったことを思い出して3年位前にお参りしたのが始まりで、その景色の良さとお庭の素敵なこと、に魅了されています。もちろん、仏像も迫力があってすばらしい。
今回も、いつもと変わらず鎌倉の海と山の風景が迎えてくれました。
鎌倉には、他にも名刹がたくさんありますが、あちこち歩き回らずに、ここだけに絞って、ゆっくり堪能することにしています。

最近オープンしたばかりのカフェのようです。

鎌倉・長谷駅から徒歩3秒!極厚スコーンサンドで話題のドリンクスタンド|るるぶ&more. (rurubu.jp)

タイトル:本の力 私の絵本創作秘話 著者:酒井京子
株式会社 童心社 2021年6月
ISBN:978449017409

本の力 / 酒井 京子【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

 何気なく手に取りましたが、以前に読んだ「田畑精一」さんが出てきました。「おしいれのぼうけん」という絵本の企画から出版に至るまでのお話が最初に書かれています。
作者の「古田足日」さんの作品は、小学生のころ大好きで、たくさん読みました。
けれどもすでに絵本を読む年齢ではなかったので、「おしいれのぼうけん」はずいぶん後になって、ちらっと読んだ程度でした。
古田さんの作品では、冒険好きな小学生が生き生きと描かれていて、自分の近くにもこんな楽しい子がいたら良いのに、とずいぶん考えたものです。
今回の本に関しては、本に引き合わされたような不思議な感覚でした。まさに「本の力」!です。
いえいえ、もちろん作者はこのようなことを言いたいわけではなく、ロングセラーとなって生き残る本には、その本に込められた思いの強さが源である、ということだと思います。
本の作成にかかわるすべての人の誠実な仕事が、読者に伝わるのでしょう。
人の心のあり様は、とても普遍的であるからこそ、時代が変わっても長く読み継がれるのでしょうか。

どんな仕事も、誰かにその成果を届けています。
誠実に仕事に向き合いたいと思いました。

この1冊が、あなたの人生の灯台となりますように。

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エッセイ 日常の一コマ 面白かった本

久しぶりの上野

 急に季節が進んで「寒い」「冷える」という感覚が蘇ってきました。なんでも一気に変わるのは、人の世だけでないんだ…?
コロナウイルスにしても、なぜこんなに激減したか、専門家もわからないようで。

 それにしても、自由が戻って嬉しいです。少し「密」を警戒しながらも、久しぶりに展覧会に出かけました。

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」
東京国立博物館 – 展示 日本の考古・特別展(平成館) 伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」 (tnm.jp)

実は仏像を見る展覧会に行くのは初めてでした。
観光地の寺院に安置されている仏像を見たことはありますが。
今回は仏像だけではなく、天台宗の歴史そのものの紹介もあり、最澄直筆の書なども見ることができました。
千年以上前の経文その他が完全な状態で大事に残されていることに感銘を受けました。
自然体の仏像があったりして、教えが身近に感じられるというものです。何も知識がなくても、なぜだか満ち足りた時間を過ごせました。御朱印もいただけるらしく、お坊様が待機していました。でも、あまり目立たない場所でしたが…。

タイトル:山の帰り道 著者:沢野ひとし
株式会社KADOKAWA 2021年7月
ISBN:9784041113219

山の帰り道 / 沢野 ひとし【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

別に山登りが趣味だというわけでもなく、なんとなく「本の雑誌社」周りのエッセイが気に入っています。
そんなに大変な山に行ったこともないのに、なんだか清涼な空気を感じられる気がして。
山では慎重に行動し、緻密に計画をした通りに行程を進んでいく、時に悪天候に阻まれることもいとわずに。
体力のない、運動不足の自分には絶対に見ることのできない絶景、憧れます。
好きなことは長く続けられるし、それを中心に人の輪ができて、悲しい別れもあるけれど、様々に彩られた思い出がそっと人生に寄り添ってくれる。それはとても素敵なこと。

この1冊が、あなたに優しい安らぎを感じさせてくれますように。

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思うこと 日常の一コマ 雑学

電動歯ブラシ その後

 「緊急事態宣言」が蔓延し始めています。
電車では、乗り合わせた人々の緊張感を感じます。
なるべく混まない時間帯での移動を心がけています。
何といっても、経済活動をすべて止めてしまうことはできないのだから
「密」を避けつつすべきことを全うする、しかありません。
本当に難しい情勢です。

そのような中で、自分の健康を保つため「電動歯ブラシ」を導入しました。
口の中が清潔ですと、病気に罹り難いのです。
(風邪やインフルエンザに罹り難いということは、コロナでも有効か、と思っています。)
導入当初から良い印象で、使い始めて3か月弱というところです。
歯科衛生士の方からも、汚れの落ち方が格段に良いとの指摘があり、このまま続けたいと思います。
気分や体調に左右されずに、一定の強さの歯磨きができるところが、私には本当に助かります。
難点は、蓄電池です。2週間ほど(1日2回の使用で)に1回くらいの割合で充電しなくてはなりません。
そしてまた、この充電時間が2日ほどかかる。長すぎ!と思うのです。
2本購入して予備を作ることも考えましたが、どっちを充電すべきなのか、管理に戸惑いそうな予感がします。そしてまた、蓄電池にも寿命があって、これを捨てるために分解しなくてはならないのは憂鬱です。
宇宙へ飛び出すための技術革新も良いですが、日常の問題解決にも、もっと迅速に対応して欲しいものです。

タイトル:「SF映画術 ジェームズ・キャメロンと6人の巨匠が語るサイエンス・フィクション創作講座」
著:ジェームズ・キャメロン 訳:阿部清美
㈱ディスクユニオン 2020年10月 ISBN:9784866470955

 今回は、今までと少し違う系統の本です。私は映画は好きですが、たくさん観るわけではないし、SFばかりが好みということでもありません。けれども、ジェームズ・キャメロンといえば「エイリアン」や「ターミネーター」だし、昔観た「未知との遭遇」や「スターウォーズ」、「E・T」などを思い出し手に取ったという次第。
6人の巨匠とは、ジェームズ・キャメロン本人とスティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロ、リドリー・スコット、アーノルド・シュワルツェネッガーです。6人のそれぞれの視点からSF映画の本質について語ったインタビューを書籍化したものです。
SF映画を単に娯楽作品としか考えていませんでしたが、来るべき未来を映像化して科学の力を過信するとどうなるか、ということについて警鐘を鳴らすという意味合いもあることに、初めて気が付きました。そして今現在の社会や地球規模の問題が未来にどう影響するか、ということを科学的な知見を基に描かれている。(時には専門の研究者の協力を得ながらストーリーを作り上げる。)そうでなければ、あれだけリアルな映像やストーリーにはなりません。しかしながら、まだ実現していないこと、見たことがない地球外生物の姿、未来で当たり前であろうロボットの姿など、どうやって形にするのか、興味深いものがあります。
ジェンダー、差別、経済優先の社会、未知の病原菌の襲来、すべてSF映画に反映されています。
そして科学技術の発達が目覚ましい今日、リアルに未来を思い描くのが難しくなっています。
けれども、これからもSF映画は未来は人類の英知でより良い世界に変えられる、と訴え続けることでしょう。

この1冊が、あなたの楽しみを広げてくれる道案内となれば嬉しいです。

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日常の一コマ 面白かった本

お天気は最高!なのに

 気持ちの良いお天気が続きます。午後に土砂降りの雨が急に降ることを除けば。
風が少しヒンヤリして、空気がサラッと軽い。
こんな季節は本当に短いですね。木々の緑も柔らかい緑色。
いつの間にか、たくさんの葉っぱをつけて風に揺らいでいます。
けれども今年も「外出自粛」の日々です。
歩くことだけを目的に散歩するのは、なかなか難しい。(私だけでしょうか?)
お茶やランチ、という目的があればこそ、楽しく散歩ができるというもの。
どんな服を買おうかしら、などと思案するウィンドーショッピングの散歩も
飲食はつきもの。
外食の楽しみは意外と大きい、と感じています。


タイトル:「世界の美しい書店 美しさと個性で選んだ世界の最高ブックストア50」
著者:今井 栄一 ㈱宝島社 2014年7月
ISBN:9784800227256

 このように写真で紹介するタイプの本、大好きです。
訪れたことのない街の、素敵な書店がたくさん紹介されています。
(少し古い本ですので、今は閉店してしまったお店もあるかもしれません。)
昨今、ネットで本を購入、あるいは電子書籍が大いに幅を利かせているけれど
書店で本を探す、というのは本当に楽しいものです。
たしかに欲しい本がはっきりしているときには、効率的に手に入れるためにネットで購入するのは
理にかなっていると思います。どうして、こんなに時間に追われた日常なのか?わかりませんが。
でも書店で本を探す、というのはちょっと大げさですが「知の冒険」と思うのです。
この本を作った人は相当な本好きです。いや書店好き。
書店に行くのは「本との出会い」を求めているからというのです。本と出逢うために書店に行く。
だから書店の本のセレクトや内装、居心地、立地、すべてが大事なのです。
(本と出合うための舞台装置、言えばどうしたら買ってもらえるか、工夫をしているということかな。)
こうした書店での思いがけない出逢い、これは本当にワクワクします。
本へのこだわりを持った書店、今では貴重な存在です。
長く存続して欲しいですし、応援したいです。
飲食がなくても、きっと満足できる散歩になると思います。