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ライブラリー 面白かった本

小さくてすごい!

 過ごしやすい日が続いています。
紅葉の進み方もゆっくりな気がします。

コロナ感染が減少傾向で、飲食店も昼間からアルコールの提供が始まって、少しづつ解放感が出てきました。
大丈夫かな、と思いつつ…。
好きな時に、好きな場所で、自由に飲食できることが
こんなに素敵なことだなんて、思ったことはありませんでした。
本当は当たり前なことなど、ひとつもないのかもしれませんね。
感謝の気持ちで過ごしたいです。

タイトル:こびとの世界 Mozu著
株式会社玄光社 2021年7月
ISBN:9784768315125

Mozuミニチュア作品集 こびとの世界 / Mozu【著】 <電子版> – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

 すごい世界観です。
Mozuさんの作品は本当に「こびと」が身近などこかで
私たちと同じように暮らしていることを想像させてくれます。
それはきっと作品の中に「こびと」がいないから、
だと思います。
直前まで、そこにいたかのような気配だけ。
だから、余計にリアルに感じることができるのです。
佐藤さとるさんのコロボックルのお話が大好きです。
あのワクワク感を思い出しました。
作りこみが普通ではありません。
汚れを再現したり、光の加減にこだわっていたり。
ページをめくるたびに驚きがあって、とても楽しい作品集です。
展覧会もあるようです。
ご興味がありましたら、ぜひ!

Мozuアートワーク-ちいさなひみつのせかい- (mozu-exhibition.com)

この1冊が、
あなたにワクワク感をプレゼントしてくれますように!

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読み物 雑学 面白かった本

女性を応援したい

 暦は進んでいますが、気温は後戻りしているかのように、
暖かで穏やかな日が続いています。
こんな気持ちの良い秋らしい日が嬉しいです。
異常気象が大きな問題となっていますから、なおさら有難いことと思います。
ご機嫌はいかがですか?

タイトル:世界を変えた10人の女性科学者―
     彼女たちは何を考え、信じ、実行したか
著者:ホイットロック,キャサリン エバンス,ロードリ
翻訳者:伊藤伸子 化学同人 2021年8月
ISBN:9784759820416

世界を変えた10人の女性科学者 / ホイットロック,キャサリン〈Whitlock,Catherine〉/エバンス,ロードリ【著】〈Evans,Rhodri〉/伊藤 伸子【訳】/大隅 典子【解説】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

今年もノーベル賞の受賞者が話題となりました。
日本人が受賞するかどうか、がいつも話題の中心ですが、
今だに日本人女性の受賞はありません。
そして世界を見回しても、男性に比べて女性の受賞は圧倒的に少ないのです。
この本では、ノーベル賞を取れなかった科学者9人とキュリー夫人を取り上げています。正直、研究した実験の内容をすべて理解できませんでしたが、研究を全うすることがどんなに困難だったか、実感を持って感じられました。
紹介されているすべての研究者は、研究ができる場所にたどり着くまで大変な努力と勉強をされて、さらにその後の研究の継続にも多大なる熱意と工夫と努力を重ねています。
もちろん、このような努力に男女間で差があるといえるかどうか、と疑義が差し込まれることもあるでしょう。
けれども、女性が学問をすることすら認められなかった時代のことです。男性科学者の困難と比べられないほど、大変だったに違いありません。
彼女たちの研究なくして、今日の科学の進歩はなかったのです。
いつの日か、近い将来に「女性科学者」が当たり前に存在するようになり「女性科学者」という表現が一般的でなくなるようにと願っています。

この1冊が、あなたを勇気付けてくれますように。

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エッセイ 日常の一コマ 面白かった本

久しぶりの上野

 急に季節が進んで「寒い」「冷える」という感覚が蘇ってきました。なんでも一気に変わるのは、人の世だけでないんだ…?
コロナウイルスにしても、なぜこんなに激減したか、専門家もわからないようで。

 それにしても、自由が戻って嬉しいです。少し「密」を警戒しながらも、久しぶりに展覧会に出かけました。

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」
東京国立博物館 – 展示 日本の考古・特別展(平成館) 伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」 (tnm.jp)

実は仏像を見る展覧会に行くのは初めてでした。
観光地の寺院に安置されている仏像を見たことはありますが。
今回は仏像だけではなく、天台宗の歴史そのものの紹介もあり、最澄直筆の書なども見ることができました。
千年以上前の経文その他が完全な状態で大事に残されていることに感銘を受けました。
自然体の仏像があったりして、教えが身近に感じられるというものです。何も知識がなくても、なぜだか満ち足りた時間を過ごせました。御朱印もいただけるらしく、お坊様が待機していました。でも、あまり目立たない場所でしたが…。

タイトル:山の帰り道 著者:沢野ひとし
株式会社KADOKAWA 2021年7月
ISBN:9784041113219

山の帰り道 / 沢野 ひとし【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

別に山登りが趣味だというわけでもなく、なんとなく「本の雑誌社」周りのエッセイが気に入っています。
そんなに大変な山に行ったこともないのに、なんだか清涼な空気を感じられる気がして。
山では慎重に行動し、緻密に計画をした通りに行程を進んでいく、時に悪天候に阻まれることもいとわずに。
体力のない、運動不足の自分には絶対に見ることのできない絶景、憧れます。
好きなことは長く続けられるし、それを中心に人の輪ができて、悲しい別れもあるけれど、様々に彩られた思い出がそっと人生に寄り添ってくれる。それはとても素敵なこと。

この1冊が、あなたに優しい安らぎを感じさせてくれますように。

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お役立ち本

解放感 あるある

 10月となり、ようやく「緊急事態宣言」が解除されました。
新規感染者数が激減。
減った理由はよくわかりませんが、とにかく自由に外出できる解放感は格別です。
マスクは必需品で、邪魔くさいのは仕方ありません。
外に出られる自由には代えがたい。
少し暑いですが、お天気にも誘われてお買い物に出かけました。
今年は、ブーツを1足新調したくて、下見です。

タイトル:はじめてのNISA & iDeCo
共著:依藤太希・高山一恵 成美堂出版
2021年8月 ISBN:9784415329451

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784415329451

 突然、実用書の登場です。
これからの生活を思うとき、自由に暮らしていくためには「お金」は大変重要です。
そうです。だって「ブーツ」にしても何にしても、「お金」がなくては何も買えないのです。
そこで一念発起。
貯蓄と運用をもっと真剣に考えようと手にした1冊です。
もちろん、一攫千金などもってのほか。
コツコツ、地道に積み立て運用で増やそうというわけです。
耳にしたことはある商品ですが、その内容はまったく知りませんでした。
でも1歩、踏み出さなければ、増えません。
今どきなので、ネットで調べつつ、申し込みは書類で。
(年がバレる…。)
やっとネットの証券会社で口座を開設しました。

この1冊が、あなたの未来に役立つものとなりますように。



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読み物 雑学 面白かった本

お彼岸です。

 よく暑さ寒さも彼岸まで、と言われます。
どうやら今年も当てはまりそうです。
昔から伝えられている言葉は、こんなに気象が変化しても意外と通用することもあります。
気象といえば、朝ドラも終盤を迎えて、展開にハラハラすることもなくなりました。少し寂しいです。
次に期待しましょう。

タイトル:リスク心理学 著者:中谷内一也
株式会社筑摩書房 2021年7月
ISBN:9784480684042

リスク心理学 / 中谷内 一也【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

 コロナ禍ですが、ワクチン接種が進んだおかげで、感染者数が減ってきています。
そのせいか、人出が多くなっているようです。
人々の意識は確実に変化していると感じられます。
それは、人に備わった危機意識への対応に秘密がありそうです。
その辺をわかりやすく説明してくれる本なのです。

本当にいろいろなことを研究している人がいるものです。
それが、世の中を快適に、あるいは便利にしていくのですね。
どんなことが世の中で役に立つか、初めから見通しがついていることは少ないと思われます。
また、こうなったらよいという結果に沿うような実証を上げたい、ということもあると思います。いずれにしても、地道に検証を重ねていくことが大事なことと思います。
研究者にはなれなくても、地道にコツコツやっていくことは日常生活でも大事なことです。
答えはあるのかないのか、だれにも分かりません。
正しいことなのか、間違っていることなのか、判断もできないことはたくさんあります。
スピードを求められる今こそ、足元を見つめるときなのかもしれません。

この1冊が、あなたの心を照らす道案内になりますように。

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エッセイ 面白かった本

日差しがない9月です。

 9月になった途端、涼しくなったのは歓迎ですが、長らくお日様をしっかり見ていません。
薄曇りだったり、一時的な晴れ間だったり。
農作物への影響が心配です。
実際、野菜や果物の値段が高いように感じます。
あんなに暑かったのに…。
雨も多いですし、天候不順はこのところ毎度な感覚ですが、気象変動が環境に及ぼす影響を思うとき、人類の未来が心配になります。食生活、エネルギーの効率的な使い方、つまりは暮らし方すべてを見直すべき時なのかもしれません。

タイトル:料理が苦痛だ 著者:本多理恵子
自由国民社 2018年11月 ISBN:9784426124830

料理が苦痛だ / 本多 理恵子【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

Cafe Rietta

実際、料理は得意とは言えません。
けれども、どんなに料理を好きな人でも、疲れ切って何もしたくない日もあると思います。
そんな時にお勧めな一冊です。
目から鱗の簡単レシピが少々と、料理することをいったんやめてみる、という大胆な提案。
エネルギーをチャージするためなのです。
そうそう!と相づちを打ちながら、あっという間に読破。

コロナ禍で毎日キッチンに立っているあなたに。
レシピに行き詰ったあなたに。
気持ちを切り替えるきっかけの1冊になりますように。

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雑学 面白かった本

パラリンピックです。

パラリンピックの理念が素敵です。
「失ったものを数えるな。今あるものを活かせ。」
アスリート達が輝いて見えます。
コロナ禍であっても、開催できて良かったと思いました。
大会に向けて、すべてをベストコンディションにもっていけるように準備していたことが、よくわかります。
1年の延期は、その準備を再度やり直すことから始まっていました。そして「延期」というのは、必ずしも「開催」を約束するものではありませんでした。
心が揺れる毎日だったことでしょう。
1年という時間のために、環境や体調などに変化が起きて参加できなかった方々もいらっしゃると思います。
それだからこそ、参加できたアスリートたちがまぶしく見えたのかもしれません。
これは、パラスポーツのアスリートたちだけではなくて、健常者のアスリートたちも同じです。

特にパラリンピックでは、理念をそのまま体現されていることに力と勇気をいただきました。

ありがとうございました。

タイトル:AI社会の歩き方 人工知能とどう付き合うか
著者:江間有沙 株式会社化学同人 2019年2月
ISBN:9784759816808

https://www.kinokuniya.co.jp/images/goods/ar2/web/imgdata2/47598/4759816801.jpg

AI社会の歩き方―人工知能とどう付き合うか

以前、同じ著者のAIについての本を読みました。
そちらが、とても読みやすかったので、さらに踏み込んだ内容のものとして上記の本を選びました。
AIは、すでに様々な分野に浸透しており、文化・社会・法律・産業などお互いが密接に関連しています。
AIについて調べたり学んだりすることは、この現実社会について知ることであり、実現したい未来の社会の在り方を考えることでもあります。
この本では各章の終わりに、寓話が差し込まれていて、読み進むうちに寓話も進展していきます。
それにこの寓話には、章のまとめ的な役割もあり、内容を整理していて、わかりやすくなっています。
終章の寓話はどんでん返しもあって、
各章のこの部分だけ取り出して、まとめてもお話として成り立ちそうです。
とても読みやすいので、未来を知るためにオススメします。

この一冊が、あなたの人生の道案内になりますように。


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エッセイ 思うこと 面白かった本

大雨が続きます。

 オリンピックが終わった途端に、大雨が続いています。
あんなに暑かったのに、雨の日が続いて段々肌寒い感じがするくらい気温が下がっています。
これも温暖化の影響なのでしょうか?
激しすぎる雨の降り方に、戸惑うばかりです。
被害に遭われた方、不自由な生活を送ってらっしゃる方、心よりお見舞い申し上げます。
毎年、夏も冬も、そればかりか1年中、災害が絶えることがありません。
どうしてこんなことになってしまったのか、だれもはっきり答えることはできないですが、
何気ない日常生活の中にも、もしかしたら原因があるやもしれません。
便利で快適な生活は、なにか自然のサイクルとは相いれない部分があるのでは、と思います。

タイトル:ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道
編:「 ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道」 実行委員会
株式会社 童心社 2021年6月
ISBN:9784494017393

ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道 / 「ありがとう絵本作家・田畑精一の歩いた道」実行委員会【編】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

恥ずかしながら、お名前を存じ上げなかったのですが、「おしいれのぼうけん」という絵本の絵がとても印象に残っています。
小学生のころ、このお話を書いた「古田足日」さんが大好きで、本当にいろいろ読みました。
なんというか、躍動感のある子供たちのお話が楽しくて。
田畑さんという方は、絵本は作家と共作という意識があったのでしょう。
絵:田畑精一 とは書かれていません。
そしてどんな本の絵を描くときも、その内容や情景に納得いくまで向き合ったことを知りました。
人に伝えることは、伝える中身に責任を持つことなんですね。
どんな仕事もコミュニケーションなくしてできません。
相手に何をどうやって伝えるか、自分の考えをまっすぐに伝えたい。
このことがうまくいったとき、その仕事の8割は成功したといえる気がします。
だからこそ、素直に自分のことを伝える態度が必要だと思うのです。

この1冊が、あなたの生きるヒントになりますように。

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雑学 面白かった本

オリンピックもお終いです。

 様々な問題がありながら開催されたオリンピックですが、もうお終いです。
開催地であることが、どれほど有利なことか、特に今回のような新型ウイルスにより規制の厳しい時には
実感させられます。
とはいえ、どの国の選手もこの大会に向けて鍛錬し夢の舞台に上り、その成果を問うたのです。
そのすばらしい姿は、どんな状況であっても称賛されるべきことでしょう。
一方で、この大会のために建設された多くの施設が、競技中であっても人気がなく閑散とした雰囲気で、すでに遺産となっているかのようです。
オリンピックの精神はそのままに、もっとシンプルに巨額の資金を必要としない大会の在り方を真剣に考えたいものです。

タイトル:POOL 世界のプールを巡る旅 著者:クリストファー・ヒーンランド
翻訳:大間知 知子 株式会社 青幻舎 2021年6月 ISBN:9784861528125

 オリンピック競技の中で競泳は、個人競技でタイムを競うシビアな競技の一つですが、映像的には涼し気に見えます。そんな不純な気持ちで、タイトルだけで選びました。
けれども、これは世界のプールでも建築が素晴らしいとか、立地がすごいとか、そうした驚きももちろんですが、欧米諸国の人々にとって、プールは特権階級の人々のものではなく、むしろだれでも安価に利用することができる公共施設であること。そしてまた、多くの国々で維持管理の問題や新たな施設の建設のために閉鎖されたり、無くなったりしていること。
けれども、ここ数年で地域の人々の協力によって忘れられていた施設をよみがえらせた例が多いこと。
近年は自然の力で(植物の力)でろ過し、安全安心なプールが目指されていること。
上記のような予想外の驚きがありました。
地域の重要なコミュニテイーとしての機能もあるということは、日本でいえば「銭湯」のような存在なのでしょうか。それにしても、海水が入り込むようなプールや、池のプールなど、行ってみたいプールがたくさんあります。そして断然プールは屋外にあるのが望ましい。正直、泳ぐのは得意ではないのですけれど。
プールを舞台とした小説などの著者にインタビューしたものも載っています。
みなさん、「泳ぐことは人生」とか「泳ぐことで心の平安を得られるし、これ以上の方法は見つからない」と異口同音に語っているのが印象的です。
そういえば、水の中でぷかぷかしているのは、気持ちよいです。
でも消毒液の匂い、どうにかならないでしょうか?
あれさえなければ、と思う方もたくさんいらっしゃるのでは。

この1冊が、あなたの人生のヒントになりますように。

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エッセイ 思うこと

急な豪雨に注意!

 この夏は、大気の状態が不安定なようで、例年に比べて雷雨が多いように思います。
黒雲が遠くに見えても、自分のいる場所はカンカン照りだったりして。
そしてにわかに黒雲に覆われて激しい雨が降る、ということがよくあります。
雨の降り方もいままでの経験を超えることがありますので、注意が必要です。
気象の知識が今ほど、重要なことはなかったと思います。
都会に暮らしているとつい、安全で安心な環境にいると思いがちです。
けれども、これからの時代は正しい情報と知恵と工夫が大事なんだと思うのです。

タイトル:ココ・シャネルの言葉 CHANEL 著者:山口路子
大和書房 2017年12月 ISBN:9784479306726

 この本ではシャネルが言った言葉を右ページに紹介し、左ページにどんな時に発せられた言葉なのか、あるいはその言葉からシャネルの人生や性格、シャネルが生きた時代を簡潔にまとめています。
「シャネル」 というブランドは他のブランドとは違って、とにかく入りにくい、値下げなどない、時代に迎合しない、というイメージがありました。
それは、シャネル自身の生き方が今でも色濃く反映されたブランドだから、と思います。
誰もがシャネルのように自分を貫く生き方をまねできるものではありませんし、その強い信念は畏怖すら感じます。だからこそ、ファッションで女性の生き方までも変えてしまうほどの影響力があったのでしょう。自分のことをよく知り、周りに流されることなく自分第一主義を守り抜いたのです。
傲慢といわれるほどに。
真似はできませんが、少なくとも自分が信じることは誰が何と言おうとも大事に守りたい、そんなことを思いました。

この1冊が、あなたの人生の友となりますように。