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エッセイ 思うこと

急な豪雨に注意!

 この夏は、大気の状態が不安定なようで、例年に比べて雷雨が多いように思います。
黒雲が遠くに見えても、自分のいる場所はカンカン照りだったりして。
そしてにわかに黒雲に覆われて激しい雨が降る、ということがよくあります。
雨の降り方もいままでの経験を超えることがありますので、注意が必要です。
気象の知識が今ほど、重要なことはなかったと思います。
都会に暮らしているとつい、安全で安心な環境にいると思いがちです。
けれども、これからの時代は正しい情報と知恵と工夫が大事なんだと思うのです。

タイトル:ココ・シャネルの言葉 CHANEL 著者:山口路子
大和書房 2017年12月 ISBN:9784479306726

 この本ではシャネルが言った言葉を右ページに紹介し、左ページにどんな時に発せられた言葉なのか、あるいはその言葉からシャネルの人生や性格、シャネルが生きた時代を簡潔にまとめています。
「シャネル」 というブランドは他のブランドとは違って、とにかく入りにくい、値下げなどない、時代に迎合しない、というイメージがありました。
それは、シャネル自身の生き方が今でも色濃く反映されたブランドだから、と思います。
誰もがシャネルのように自分を貫く生き方をまねできるものではありませんし、その強い信念は畏怖すら感じます。だからこそ、ファッションで女性の生き方までも変えてしまうほどの影響力があったのでしょう。自分のことをよく知り、周りに流されることなく自分第一主義を守り抜いたのです。
傲慢といわれるほどに。
真似はできませんが、少なくとも自分が信じることは誰が何と言おうとも大事に守りたい、そんなことを思いました。

この1冊が、あなたの人生の友となりますように。

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エッセイ 思うこと 面白かった本

梅雨、真っ盛り…。

 大雨が続いています。大きな災害につながらないことを祈るばかりです。
けれども今年も災害が起こってしまいました。被害に遭われた方、大変な思いをされた方、皆様にお見舞い申し上げます。

こういう時は、日頃の備えが問われるわけですが、心配性の割には物理的な備え、たとえば「水」や「食料」の備蓄、非常持ち出し袋の常備というのは、自分にとってかなりハードルの高いことです。備蓄場所を確保すること、また避難のためには、備蓄とは別の持ち出しのための様々なグッズの収集、それらの期限管理、はたまたそれを日ごろから点検し、便利グッズがあれば内容物のアップデート、どれをとっても苦手なことばかりです。
なにしろ、日常に必要なものたちの整理整頓だって、なかなかままならないのですから、当たり前ですが。
よく片付けについてのムック本などを見ていると、日常的に片付け上手な人は、非常時の備えも万全という方が多いように思います。そりゃそうだ、と自分に突っ込み、防災はやっぱり難しいと落ち込みます。

タイトル:「Q 人生って?」 著者:よしもとばなな
株式会社幻冬舎 2011年8月 ISBN:9784344417274

 タイトルのように、よしもとさんの人生に対する考えが書かれています。
もともとご自身のサイト内で質問コーナーを設けており、そこで様々な質問に答えてこられる中で、繰り返し出てくるテーマがあり、それを共通の悩みとして取り上げて質問に答える形式のエッセイとなっています。たとえば、目次には以下のような質問があります。「ほんとうの優しさってなんだと思いますか?」 とか、「つきあっている人にお金を貸してくれと言われたら、どうすればいいのでしょうか?」 「死への不安にとらわれてしまうとき、どうしたら前向きな気持ちになれますか?」 などいかにも人生の深いお話から、日常によくある悩みまで、フルコースです。ご自身の体験・経験から得られた感想や見解が、とても正直に語られていて、好感が持てます。こうした人生相談は、一般論か理想論、中庸が肝心などなど、なかなか苦しい気持ちに寄り添った答えがないことが多いものです。
もちろん、人生に正しい回答などあるはずがないのですが、それでもなお辛いとき、宗教などの既存の教えばかりではなく、もっと身近に気持ちの支えが欲しい。
みんな一緒なんだよ、状況は違っても同じように辛いことがあるんだよ、でも大丈夫。
それでもなお生きることが大事だし、自分が楽になる視点をみつけるといいよ、と勇気をもらいました。

この1冊が、あなたの暮らしに寄り添う本となりますように。