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日常の一コマ

初夏のような

桜が咲き始めました。急に初夏を思わせるような陽気になったせいか、咲き始めてからが早い気がします。もちろんまだ満開ではありませんが、すでに花弁ごと落ちてしまうものもあります。桜までおかしいのか?
新型コロナウイルスの影響は、世界各地に及んでいます。人っ子ひとりいない観光名所が映し出されます。不安な気持ちでいる方もたくさんいらっしゃると思います。本当に一日も早く収束して欲しいと願うばかりです。

最近、自由が丘で昭和レトロな甘味処で飾ってあったお人形と焼き物です。
うっかり、友人が「あんこ」苦手を忘れてしまい、少し残念な甘味でした。
申し訳ない!

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日常の一コマ 美味しい一皿 面白かった本

冷凍餃子がうまい!

 先日テレビで冷凍餃子を作る技術の進歩で画期的に美味しくなっている、という話を見ました。そこでトライ!でも実際、トライなんて言うほどの技術は不要で、水も油も蓋も不要、ただ単純に焼くだけ。これで羽根つきの美味しい餃子が完成します。感動です。何といっても今まで油や水の量が不明だし、いつ投入するのか、どのくらいの時間焼くのか、適当にやっていました。そのため皮が破けたり、ふにゃふにゃの皮だったり、パリッと焼けたためしがありませんでした。でも本日の冷凍餃子は、お店でいただくのと変わりありません。いやもう、感動しかありません。技術の進歩って、身近なものに反映されると本当にうれしいものです。

さて、ようやく読み終わりました。
タイトル:暮らしの文藝「片づけたい」
揚石圭子 編集 2017年6月
ISBN:9784309025841

この本は32人の作家の「片づけ」に関するエッセイをまとめたもので、合間に片づけや掃除についてのコラムがはさまっている不思議な読み物です。当然、作家によって片づけに対する考えや姿勢もそれぞれで、そこが楽しい。そして誰でも、このことに付き合いながら日々を過ごしていることを改めて思いました。生きているからには避けて通れない。まあでも、ごみを何トンと貯めた強者もいるようですが。読み終わったら、断捨離したいような、もう少し怠惰にすごしたいような…。

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日常の一コマ 風景

今頃、雪?

昨日はあんなに暖かかったので、まさか雪が降るとは思いもしませんでした。確かに天気予報は予告していたようでしたが、山沿いの地域のことと思い込んでいました。さすがに、真冬ほどの冷たさはありませんし、降っても積もることはありません。それでも寒暖差が大きくて、戸惑ってしまいます。

 先日、青山の「クレヨンハウス」に行ってきました。その店先も春が来ていました。新型コロナウイルスの影響か、お客さんも少なめな感じでしたが、暖かい雰囲気がいつも素敵な本屋さんです。でも1冊も購入しませんでした。申し訳ないので地下でクッキーを買って帰りました。

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思うこと 面白かった本

ゆったり過ごしたい

 こんな時だから、ゆっくり過ごしたいと思います。特に人込みを気にしなくて良い場所を探しています。映画もお芝居もコンサートも動物園も美術館も、行きにくいですね。ですから、普段あまり意識しないような、ゆったりした時間の過ごし方を研究しています。家にばかり居るのも気詰まりですので、公園散歩だとか、近所の探検だとか…。雨が降ってしまうと辛いですけど。通勤電車もお店も普段よりは人出が少ないです。遠出も車があれば良いですが、公共交通機関の利用は控えた方がよさそうです。
だから、というわけではないですが、本を読むことが多くなりました。

タイトル「日本の音」2011年7月
コロナ・ブックス編集部 編者
平凡社 ISBN:9784582634587

音を感じさせる日本画や浮世絵、打掛や焼き物を紹介しています。音は以下の4つに分類されています。「自然の音」「鳥獣の声」「歴史と生活の音」「年中行事の音」
まず「自然の音」は例えば雨音、雷鳴、潮騒など。「歴史と生活の音」は楽器や衣擦れの音、遊び声や焚火の音。そして「年中行事の音」とは花火の音や盆踊り、祇園祭など。なかなか絵を見るだけで音を連想することは少ないと思いますが、このような視点もあるのだと少し感動です。すばらしい作品は、情景が平面の絵としてではなく映像のように見えるということでしょうか。その場の雰囲気を臨場感あふれるように感じることができる。見る側も感性を研ぎ澄まさなければ見えないものかもしれません。見よう、見たいと前のめりでは、かえって逃げて行ってしまうものという気もしますが。
絵の楽しみ方も人それぞれでしょう。たくさん見たい人、お気に入りを数点あるいは1点だけで満足する人、美術館の雰囲気や建物そのものが好きな人。
早く世の中が平穏になって、好きな場所に好きなだけ居られるようになるといいです。

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日常の一コマ 美味しい一皿 面白かった本

3月になりました。

 うかうかしているうちに、3月になりました。新型コロナウイルスについても予想外の展開で、学校はいきなり休校になるし、テレワークを強力に推奨されるし、世の中大変です。私はテレワークなどできないサービス業ですし、通勤や仕事中にマスクは必需品となりつつあり、手持ちのマスクが少なくなってきました。そこで毎週日曜の昼下がりに薬局巡りをしていましたが、そんなことでは絶対に手に入らないことがわかって、今朝開店早々に近所の薬局に走りました。そしてやっと手に入れた7枚入りの一袋。とうとうゲットしたぞ!という気持ち。同時にデマということですが、トイレットペーパーやキッチンタオル、ティッシュペーパーもすぐに売り切れて、情報に踊らされる、まさに非常事態という感じです。でも、もうすぐお手製のマスクが手に入る予定ですので、並ぶのはこれが最後になると思います。あーでも、お米も売り切れ続出らしいので、心配です。

 先日、お友達と待ち合わせしていた駅のコンコースに臨時のお花屋さんが出ていて、春を満喫しました。特に桃の枝花が人気で、並べる間にもどんどん売れていました。今年は暖かいので、あっという間に咲ききってしまいそうです。そして、またまた美味しいケーキをいただきました。

このイチゴがすばらしかった。写真ではわかりませんが、2種類のいちごが使われていまして、味わいが違うのです。うーん、品種名はすっかり忘れました。お皿の端っこは、ココアパウダーで付けた模様?です。いつのころからか、イチゴは年末ごろからずっと売られていますが、春が一番美味しいように思います。
ところで今回の本はこれ。

タイトル「美大生図鑑」
絵・文 ヨシムラヒロム 飛鳥新社
2017年4月 ISBN 9784864105439

私は、数学が得意な人と絵を描ける人は特別な才能の持ち主だと思っています。つまりは、数字と絵が苦手なのですね。そんなわけで、上記の本が目に留まりました。確かに一般の大学と専門大学では雰囲気がまったく異なります。以前、東京海洋大学に行ったことがありますが、学内全体が魚臭い。そして学生も教授も魚オタクです。部屋で数種類の魚を飼育していて場所がなくなったからと、学校の図書館に置いて世話をしている学生がいると聞きました。美大生も同じようなもの?読めば変人ぶりがよくわかります。でも、芸術って正直よくわかりません。人と同じでは新たなものは生みだせないというのは、なんとなく感じます。そして芸術で食べていくのは至難の業というのも。

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日常の一コマ 面白かった本

お雛様

 もうすぐひな祭りです。我が家にも小さなお雛様を飾っています。すでに家にあるのに、街で可愛いものを見かけると欲しくなるという、物欲の恐ろしいこと!それにしても大掛かりな段飾りからお内裏様とお雛様の2体のみのものまで、焼き物や人形など素材も種類があって、値段や大きさも様々あって、毎年お金と心を奪われそうになります。

さて、今回はオリンピックの総合プロデューサーの野村萬斎さんのエッセイを読みました。

タイトル:野村萬斎 狂言サイボーグ
野村萬斎著 文春文庫 2013年1月
ISBN:9784167838454
これは2001年12月に日本経済新聞社から出た単行本の文庫化ですので、内容はもっと古くて彼が20歳前後から10年ほどの狂言師として歩み始めたころの様々な体験が綴られています。文化庁の芸術家在外研修制度によりイギリスで研鑽したこと、テレビや映画にも出演しつつ、若手で構成されている「狂言ござる之座」の企画運営など幅広く手掛けていることなど、知らなかったので大変興味深かったです。このような活躍の延長にオリンピックがあるのだと納得した次第です。文章も簡潔でイギリス流にウィットに富んでいて、楽しく読みました。
ただ「狂言ござる之座」のパンフレットのあいさつ文は、それに参加した方には良いけれども、舞台なしのあいさつは気が抜けたサイダーのようです。
芸の道は完璧を求めて果てしないものです。精進し続けて息切れしないのか、と心配になります。
ああでも、短距離走ではなく一生掛けていくので大丈夫なのでしょうか。

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面白かった本

読書で少し旅気分

 このところ泊りがけの旅行に縁遠くなっています。先日のコンサートでは、海外の風をちょっぴり感じて、飛行機に乗ってしまえばすぐに旅情に浸れるのに…と思いました。でも現実はなかなか厳しいです。追い打ちをかけるように、昨今は新型コロナウイルスが活発に活動しています。はやく収束して被害が最小限に収まることを願っています。

下記の本で少し旅とスイーツに心惹かれました。

タイトル「ときどき旅に出るカフェ」
近藤史恵 双葉社
ISBN: 978-4-575-52280-8
2019年11月

主人公の家の近くに小さなカフェがオープンしていました。入ってみると大変居心地の良いカフェで、スイーツも軽食も飲み物も世界各地のものを元の風味を生かしながら日本人好みにアレンジして提供してくれる、まさに夢のように完璧なカフェです。しかもオーナーは主人公の勤務する会社の元同僚です。ご縁満載ですね。各章がスイーツをキーにした物語がミステリー風に展開していく連載読み切り形式で、最後にすべてが明らかになるという趣向です。
世界には私たちが知らない食べ物や飲み物、そしてそれらにまつわる文化があって、知らないうちに常識だと思い込んで疑ったことがない物事は、広い世界では本当に小さなことに過ぎなくて、思い込みという枠を外せば、そこにはさらに広い世界がある、ということが主題にあると思います。
外見や噂でしり込みしてしまうことが多いですが、思い切って体験してみると、意外とすんなりとハードルを越えられるのかもしれません。
何より体験してみて初めて、自分にとって好きか嫌いか、相性が良いか悪いか、判断できるのですね。改めていろいろチャレンジしてみたい、と思った次第です。

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日常の一コマ 美味しい一皿

素敵なコンサートでした!

 2月1日土曜日に南青山の「OVE」というカフェでコンサートがありました。パーカッショニストの永井朋生さんのソロコンサートです。永井さんは、様々な音を求めて、すべて手作りの楽器で演奏されます。時に平べったい石を小石で円を描くようにこすって音を出したり、とにかく文章にはできないコンサートです。自然の音をあえて音楽にしたような、不思議な感覚です。

永井さんは世界のあちこちを旅していらっしゃるので、この日は、旅先の郷土料理を再現したものが饗されました。どこかの国のホームパーティーに招かれたようなあたたかなお料理でした。バイキング形式で、好きなものをお皿に載せていただきましたので、お代わりが難しかったのが心残りです。

私は「音」には人の心を癒す力があるのではないか、と考えています。「言葉」を介してのコミュニケーションとは違って、心の奥に届く不思議な力があると思うのです。そして将来、この「音」を使って心を癒すイベントを企画するのが夢なのです。


「OVE」のアドレスは以下の通りです。
こちらは、自転車や釣りのメーカーである「シマノ」が運営していますので、自転車のある生活を提案しています。そのため自転車関連のイベントが多くあります。そちらもとても面白そうです。
https://www.ove-web.com/minamiAoyama/

永井さんのHPアドレスはこちら

http://tomoonagai.com/profile/

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思うこと 面白かった本

暴力は絶対だめ!

アストリッドさんの本です。

1978年のドイツ書店協会平和賞を受賞の授賞式での講演原稿を本にしたものです。内容は題名の通りです。児童本作家らしくわかりやすい言葉で明快に暴力の特性とその根源について述べています。
昔から、子どものしつけには鞭が使われてきたということ、そしてそれは「愛の鞭」などと美化され、子どもたちを肉体的にも精神的にも傷つけてきたこと。そうしたことが、暴力の連鎖を生み出している。暴力で人を支配する、国を支配する、社会を支配する、世界を支配する…。
このスピーチの内容は今も色あせない。もしかしたら、より深刻になっているという気すらします。
最近、都営地下鉄の駅には「暴力」に警鐘を鳴らすようなポスターが貼られています。
『人をぶっちゃダメ』とか、毎月文言が違いますが、子どもが書いたと思われる字で。

テレビゲームの架空の世界で戦争ごっこをしていると、現実との境が曖昧になりはしないか、心配です。どんどん刺激的になっていく。そうしないと面白くないから。本当に大丈夫なのでしょうか?

平和って、暴力と違ってとても地味で、爽やかな風のようなものなのかもしれません。誰にも平等に吹いているけれど、なかなか気が付いてもらえない。

タイトル「暴力は絶対だめ!」
アストリッド・リンドグレーン
石井 登志子志 訳
2015年8月 岩波書店

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面白かった本

世界を変えた100人の女の子の物語

上記のタイトルの本を読みました。対象は、小学生高学年以上中学生くらいでしょうが、大人も充分ためになります。内容は、タイトルの通り。取り上げられているのは、古代から現代まで、世界中の国々の女の子です。見開きの左ページに対象の女の子のイラスト、右ページに簡単な生い立ちとやり遂げた事が紹介されています。ずっと昔から女だからと意見を述べたり、好きな事を追求したりすることが困難だったのだと思いました。だから、こんなに勇気ある女の子が、たくさんいたことを知るのは、嬉しいし応援されている📣気がします。

タイトル 世界を変えた100人の女の子の物語 
文 エレナ ファヴィッリ 
  フランチェスカ カヴァッロ 
訳 芹澤恵 高里ひろ 
河出書房新社 ISBN 9784309279312

また、この本はクラウドファンディングで出来たものだそうです。
今どきのスタイルですね。