早くも真夏が到来したと思っていたら、
梅雨末期の大雨を思わせるような状況です。
大きな災害が起こりませんようにと祈るばかりです。
そして、自分自身も正しい情報を入手して
安全確保に努めたいと思います。
錦糸町でよく行くカフェです。
Welcome to Our Cafe – マキネスティコーヒー (macchinesticoffee.co.jp)
コーヒーが美味しいことは、もちろんなのですが、
アップルパイが本当に美味しい。
リンゴがある時期だけなので、
夏の間、販売はお休みとなります。
早く秋にならないかなあ。
タイトル:世界を変えた12の時計
著者:ディヴィッド・ルーニー
訳:東郷えりか
株式会社河出書房新社 2022年2月
ISBN:9784309228440
手に取った理由は記憶にありません。
なんとなく面白そうといったごく小さな動機だったと思います。
でもずっと昔から、
広場や駅、教会や公共施設などに
大きな時計があるのはなぜだろう、と漠然と思っていました。
もちろん時計を腕に着けられるほど小さくできたのは
ごく最近のことと思いますが、
それほど時計は必要だったのかな、と。
この本では、時計を作る技術の歴史を語ってはいません。
日時計からプルトニウム時計まで12の時計の技術発展により
人びとの暮らしや意識が変化していったことを考察しています。そして時計は人々を管理し、
支配するための道具であると言っています。
正確な時間を測れる時計がこんなにも重要であることを
初めて知りました。
世界中で正確な時間を同期することで、
船も飛行機も自分の位置を把握して安全に航行できるのだ
ということも。(わたしだけかもしれませんが)
そういえば最近、陸上競技や水泳などタイムを競う競技で
秒数が細かく表示されるようになっています。
それほど正確に測れるようになったということですね。
けれども細かく正確な時間は
私たちの暮らしを早く早くと
追い立てている側面もありそうです。
急いでいると周りをゆっくり眺めるゆとりがなくなります。
長期的な視野に立ったものの見方ができにくくなる。
先行きが不透明な時代だからこそ、
立ち止まって進むべき道を
ゆっくり思案することも大事だと思いました。
この1冊が、あなたの人生の道しるべになりますように。