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エッセイ 思うこと 日常の一コマ 雑学 面白かった本

連休もお終いです。

あっという間に、大型連休が終わります。

カレンダー通りの休みだった自分にご褒美。
(ということにして)
ふと思いついて、日傘を購入しました。
日よけの機能がダントツの裏側が黒いものは、
何年か前に購入して日差しの強い昨今、
頼もしく使用しております。
けれども日傘としては、なんだか風情を感じられず
小さな不満がありました。
そこで、ふらっと見た昔ながらの日傘に惹かれたのです。

ナチュラルリネンに新色が登場しました | 傘専門店 小宮商店 (komiyakasa.jp)

こちらに購入した商品は紹介されていませんが、
素材はリネンでとても涼し気です。
そして、和モダンなデザインが今の私の気分にピッタリで
とても可愛い。
今年の夏が楽しみです。
実際にショップで手に取って、さしてみて、
鏡で自分の姿を確かめて、迷いに迷って購入する。
それは、ネットで買うのと違って楽しいひと時です。
見た感じと実際に傘を広げてみたのと、
色合い、重量感、開くときの感触、
どれも画像ではわからないものです。
梅雨の前に、雨傘も検討したい、と思いました。

タイトル:「待つ」ということ 著者:鷲田 精一 角川選書
株式会社KADOKAWA 令和3年9月 25版 
ISBN:9784047033962

「待つ」ということ / 鷲田 清一【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

携帯電話が普及してから、
電話をかけることへの抵抗感が薄れました。
それに待ち合わせの風景も激変しました。
いつでも、どこからでも、連絡がつく情況で、
今か今かとイライラしながら待つ、とか、
お互いに違う場所で待っていた、
などの予期せぬ出来事が少なくなりました。
そんなことなど思いつつ手に取った1冊です。
著者は哲学者のため、エッセイ風なのに中身は本格的な「待つ」ことの考察で、読み進めるのに苦労しました。
よく考えられた構成で、最初は思春期の恋人を待つ情景から
最終章では、死を待つ状況へと考察が進んでいきます。
「待つ」ことに余白のない現代を考えさせられます。
私たちは、明らかに「待てなく」なっています。
例えば介護の場面でも、介護する側の時間的な制約のため
ゆっくりやれば本人が出来ることを、
つい手助けすることで、
自立できることを奪っていく現実があるように思います。
私たちは何をそんなに急いでいるのでしょうか?

この1冊が、あなたの人生の色どりになりますように。