なんだか、不安な気分なのです。
地震頻発、その地震も震度5だとかの、大きな揺れです。
とても怖がりなので、ホント心配です。
なので、ドラマの「日本沈没」も見てません。
遠い昔、原作は読みましたが。
その頃は、まだまだSFの域を出ない物語と思っていました。
けれども、阪神淡路大震災あたりから、急に現実味を帯びてきて、地震発生のメカニズムもだいぶ研究されています。
そこから予測までは、ハードルが高いのですね。
わかったからと言って、それをどのように活用すればよいのか、まだ議論すらきちんとされていない気がします。
減災というのは、本当に難しいことです。
それにしても、地震は地球が生きている証拠です。
奇跡なんですね。
地球上であらゆる生物が、生きていること自体が。
タイトル:アンドロイドは人間になれるか
著者:石黒浩 株式会社 文藝春秋 2015年12月
ISBN:9784166610570
アンドロイドは人間になれるか / 石黒 浩【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)
とても面白くて、あっという間に読破しました。
ロボットを作るには、人間とは何か、心はどこにあるのか、という哲学の問題に向き合うことでもあるのです。
この研究をしている石黒先生は、ご自身にそっくりなアンドロイドを作っていますし、他にマツコロイド、米朝アンドロイドなどでテレビでも紹介されているので、ご存じの方も多いと思います。アンドロイド作成の初めのころは、人間そっくりなロボットなんて意味があるのか、など批判や疑問も多かったように記憶していますが、だんだん受け入れられてきたように思います。
コロナでコミュニケーション不足が問題になっていますが、このロボット研究は先見の明があるようです。
人間は、そばに他者の存在を感じられることで、安心感を持てる、自分の本心を言えるのです。
他人がいるから自分を感じられる。
自分のことは、自分が一番わかっている気になっていますが、よく考えると自分の顔かたち、体全体、歩き方など客観的に見ることは、なかなかできません。いまや、手軽に動画を撮影できるので、まったく見たことがない、という人はいないかもしれません。でもその画像を見て、思っていた自分と違うと違和感はなかったでしょうか。
私は自分で想像していたよりも、「老けてる!」とショックでした…。
まあ、それはともかく。
自分というフィルターを通して、他人を見ているのですが、本当は他者を見ることで、自分の存在を確認している。
そう思うと、他人のおかげで自分が生かされている。
感謝しかありません。
この1冊が、あなたに多くのヒントを授けてくれますように。