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雑学 面白かった本

パラリンピックです。

パラリンピックの理念が素敵です。
「失ったものを数えるな。今あるものを活かせ。」
アスリート達が輝いて見えます。
コロナ禍であっても、開催できて良かったと思いました。
大会に向けて、すべてをベストコンディションにもっていけるように準備していたことが、よくわかります。
1年の延期は、その準備を再度やり直すことから始まっていました。そして「延期」というのは、必ずしも「開催」を約束するものではありませんでした。
心が揺れる毎日だったことでしょう。
1年という時間のために、環境や体調などに変化が起きて参加できなかった方々もいらっしゃると思います。
それだからこそ、参加できたアスリートたちがまぶしく見えたのかもしれません。
これは、パラスポーツのアスリートたちだけではなくて、健常者のアスリートたちも同じです。

特にパラリンピックでは、理念をそのまま体現されていることに力と勇気をいただきました。

ありがとうございました。

タイトル:AI社会の歩き方 人工知能とどう付き合うか
著者:江間有沙 株式会社化学同人 2019年2月
ISBN:9784759816808

https://www.kinokuniya.co.jp/images/goods/ar2/web/imgdata2/47598/4759816801.jpg

AI社会の歩き方―人工知能とどう付き合うか

以前、同じ著者のAIについての本を読みました。
そちらが、とても読みやすかったので、さらに踏み込んだ内容のものとして上記の本を選びました。
AIは、すでに様々な分野に浸透しており、文化・社会・法律・産業などお互いが密接に関連しています。
AIについて調べたり学んだりすることは、この現実社会について知ることであり、実現したい未来の社会の在り方を考えることでもあります。
この本では各章の終わりに、寓話が差し込まれていて、読み進むうちに寓話も進展していきます。
それにこの寓話には、章のまとめ的な役割もあり、内容を整理していて、わかりやすくなっています。
終章の寓話はどんでん返しもあって、
各章のこの部分だけ取り出して、まとめてもお話として成り立ちそうです。
とても読みやすいので、未来を知るためにオススメします。

この一冊が、あなたの人生の道案内になりますように。


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エッセイ 思うこと 面白かった本

大雨が続きます。

 オリンピックが終わった途端に、大雨が続いています。
あんなに暑かったのに、雨の日が続いて段々肌寒い感じがするくらい気温が下がっています。
これも温暖化の影響なのでしょうか?
激しすぎる雨の降り方に、戸惑うばかりです。
被害に遭われた方、不自由な生活を送ってらっしゃる方、心よりお見舞い申し上げます。
毎年、夏も冬も、そればかりか1年中、災害が絶えることがありません。
どうしてこんなことになってしまったのか、だれもはっきり答えることはできないですが、
何気ない日常生活の中にも、もしかしたら原因があるやもしれません。
便利で快適な生活は、なにか自然のサイクルとは相いれない部分があるのでは、と思います。

タイトル:ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道
編:「 ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道」 実行委員会
株式会社 童心社 2021年6月
ISBN:9784494017393

ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道 / 「ありがとう絵本作家・田畑精一の歩いた道」実行委員会【編】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

恥ずかしながら、お名前を存じ上げなかったのですが、「おしいれのぼうけん」という絵本の絵がとても印象に残っています。
小学生のころ、このお話を書いた「古田足日」さんが大好きで、本当にいろいろ読みました。
なんというか、躍動感のある子供たちのお話が楽しくて。
田畑さんという方は、絵本は作家と共作という意識があったのでしょう。
絵:田畑精一 とは書かれていません。
そしてどんな本の絵を描くときも、その内容や情景に納得いくまで向き合ったことを知りました。
人に伝えることは、伝える中身に責任を持つことなんですね。
どんな仕事もコミュニケーションなくしてできません。
相手に何をどうやって伝えるか、自分の考えをまっすぐに伝えたい。
このことがうまくいったとき、その仕事の8割は成功したといえる気がします。
だからこそ、素直に自分のことを伝える態度が必要だと思うのです。

この1冊が、あなたの生きるヒントになりますように。

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雑学 面白かった本

オリンピックもお終いです。

 様々な問題がありながら開催されたオリンピックですが、もうお終いです。
開催地であることが、どれほど有利なことか、特に今回のような新型ウイルスにより規制の厳しい時には
実感させられます。
とはいえ、どの国の選手もこの大会に向けて鍛錬し夢の舞台に上り、その成果を問うたのです。
そのすばらしい姿は、どんな状況であっても称賛されるべきことでしょう。
一方で、この大会のために建設された多くの施設が、競技中であっても人気がなく閑散とした雰囲気で、すでに遺産となっているかのようです。
オリンピックの精神はそのままに、もっとシンプルに巨額の資金を必要としない大会の在り方を真剣に考えたいものです。

タイトル:POOL 世界のプールを巡る旅 著者:クリストファー・ヒーンランド
翻訳:大間知 知子 株式会社 青幻舎 2021年6月 ISBN:9784861528125

 オリンピック競技の中で競泳は、個人競技でタイムを競うシビアな競技の一つですが、映像的には涼し気に見えます。そんな不純な気持ちで、タイトルだけで選びました。
けれども、これは世界のプールでも建築が素晴らしいとか、立地がすごいとか、そうした驚きももちろんですが、欧米諸国の人々にとって、プールは特権階級の人々のものではなく、むしろだれでも安価に利用することができる公共施設であること。そしてまた、多くの国々で維持管理の問題や新たな施設の建設のために閉鎖されたり、無くなったりしていること。
けれども、ここ数年で地域の人々の協力によって忘れられていた施設をよみがえらせた例が多いこと。
近年は自然の力で(植物の力)でろ過し、安全安心なプールが目指されていること。
上記のような予想外の驚きがありました。
地域の重要なコミュニテイーとしての機能もあるということは、日本でいえば「銭湯」のような存在なのでしょうか。それにしても、海水が入り込むようなプールや、池のプールなど、行ってみたいプールがたくさんあります。そして断然プールは屋外にあるのが望ましい。正直、泳ぐのは得意ではないのですけれど。
プールを舞台とした小説などの著者にインタビューしたものも載っています。
みなさん、「泳ぐことは人生」とか「泳ぐことで心の平安を得られるし、これ以上の方法は見つからない」と異口同音に語っているのが印象的です。
そういえば、水の中でぷかぷかしているのは、気持ちよいです。
でも消毒液の匂い、どうにかならないでしょうか?
あれさえなければ、と思う方もたくさんいらっしゃるのでは。

この1冊が、あなたの人生のヒントになりますように。

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エッセイ 思うこと

急な豪雨に注意!

 この夏は、大気の状態が不安定なようで、例年に比べて雷雨が多いように思います。
黒雲が遠くに見えても、自分のいる場所はカンカン照りだったりして。
そしてにわかに黒雲に覆われて激しい雨が降る、ということがよくあります。
雨の降り方もいままでの経験を超えることがありますので、注意が必要です。
気象の知識が今ほど、重要なことはなかったと思います。
都会に暮らしているとつい、安全で安心な環境にいると思いがちです。
けれども、これからの時代は正しい情報と知恵と工夫が大事なんだと思うのです。

タイトル:ココ・シャネルの言葉 CHANEL 著者:山口路子
大和書房 2017年12月 ISBN:9784479306726

 この本ではシャネルが言った言葉を右ページに紹介し、左ページにどんな時に発せられた言葉なのか、あるいはその言葉からシャネルの人生や性格、シャネルが生きた時代を簡潔にまとめています。
「シャネル」 というブランドは他のブランドとは違って、とにかく入りにくい、値下げなどない、時代に迎合しない、というイメージがありました。
それは、シャネル自身の生き方が今でも色濃く反映されたブランドだから、と思います。
誰もがシャネルのように自分を貫く生き方をまねできるものではありませんし、その強い信念は畏怖すら感じます。だからこそ、ファッションで女性の生き方までも変えてしまうほどの影響力があったのでしょう。自分のことをよく知り、周りに流されることなく自分第一主義を守り抜いたのです。
傲慢といわれるほどに。
真似はできませんが、少なくとも自分が信じることは誰が何と言おうとも大事に守りたい、そんなことを思いました。

この1冊が、あなたの人生の友となりますように。