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思うこと 面白かった本

もうすぐお正月です。

 今年はコロナで開け、コロナで終わるという前代未聞の年となりました。見えない脅威にどう対処するのか、本当に手探りで今も苦しい状況です。けれども、個人的には自分の来し方行く末にじっくり目を向けることができ、転職という決断に至りました。そしてコロナから身を守るという観点から、テレワーク主体になったことは収穫でした。
さらにコロナの脅威のために外出の機会が大幅に減ったことで、高齢の父の体調がみるみるうちに悪くなり、家事のほとんどが出来なくなりました。そのためテレワークであることをフルに活かして、仕事の合間に家事をするという恩恵もありました。
社会の状況に合わせて働き方を変えることができて、本当に良かった。
でもこれからは、きっとこのようなことが当たり前になると思っています。
AIの進化により、今より多くの場面でAIの恩恵を受けて、働き方がより柔軟になり、多くの人が兼業するようになるように思います。AIによる情報のマッチングで、個人でも経営判断が容易になります。5Gにより通信速度が飛躍的に早くなり、自分に足りない知識をすぐに手に入れることができ、同じような課題を持つ人と連携することでチャンスが広がり、個人企業主が増えるとも思うのです。
そこで、今回は下記の本を読みました。

タイトル:「ルポ デジタルチャイナ体験記」 著者:西谷 格
PHP研究所 2020年3月 ISBN:9784569845821

 日本よりデジタル化が進んでいるといわれている中国の実状を、体験して書いたものです。
実際に試しているので、実状がよくわかりますし、何よりお面白いです。
いかにも中国らしいという実態が見えるし、商売熱心な中国ならではと感心することもあり、楽しく学べます。(?)
否応なしにやってくるデジタル社会が目に見える形になっている中国です。
興味のある方は、パラ見でも…。


来年こそは、コロナが収束し穏やかで平穏な日常が戻ることを願っています。
どうぞ、皆様良いお年を!


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思うこと 面白かった本

クリスマス⁈ 今年は地味…。

 いつもの年だったら、今の時期クリスマス商戦真っただ中。
プレゼントやケーキ、贅沢なパーティー用の食材、お酒、様々な買い物でどこも混雑していました。
でも、今年は自粛ムードです。イルミネーションやツリーの飾りつけはありますが、話題にもなりませんし、見ても少し寂しい気分になります。
欧米などでは家族で静かに過ごす1日ですが、日本ではお祭りのようにご馳走を食べて、みんなで盛り上がる、あるいは恋人同士まったり過ごす、それが当たり前でした。
飲食を共にすることは、親しくなるきっかけにもなり、親しいことの現れでもあり、
どんな人とでも、おつきあいの手段としてとても重要なことです。
コロナ後は、ますますその意義が見直され、生活の中で大事なことの一つになるように思います。

タイトル:「シニアのデジタル化が拓く豊かな未来」
著者:沢村香苗・伊熊均・木通秀樹 学陽書房
2020年10月 ISBN:9784313161641

 今回は高齢社会の問題解決にデジタル技術がどうかかわるのか、知りたくて読んだ本です。
著者は㈱日本総合研究所の方々で、すでに実用化に向けて動き出しているsubMEという
デジタルツインを使って自分自身の過去や思考、あるいは希望などの情報を蓄積し
それを老後の生活に活用していこうとするものについて、自治体や地域とどのように連携していくのが望ましいのか、どのような課題があるのか、わかりやすく解説した本です。
わかるような気もしつつも、実感がわかなくて、でも確かにあったらいいかな、
というのが感想です。
この技術は、高齢者の問題解決ばかりではなく、あらゆる日常の問題解決に使えるように思います。
私の夢である、心に傷を受けた方々の癒しを事業にしたい、ということに使えそうな気がします。
自分と向き合うこと、自分に話しかけること、簡単なようで意外と照れ臭い。
昔話で欲深なおばあさんが鏡に向かって「世界で一番美しい娘は誰?」などと問いかけて
物語が動いていきましたが、小さなぬいぐるみに自分のことを語り掛けるというのは
想像しにくいです。
そしてまた、継続していくことも難しい。
つい忙しい日常に流されて、しなければならにことに追われて、静かな時間を作ることを
忘れがちです。
そうした抵抗感がありつつも、新しいデジタルの波は確実に世の中の仕組みそのものを
変えていくことでしょう。


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思うこと 面白かった本

テレワークの日々

 このところテレワークが続いています。
黙々とPCに向かい、ほとんど会話のない毎日です。
まだ、仕事に慣れていないし、新しい部署のため、何をするのか模索中でもあり、
たまに集中してメールが来ますが、基本的にはやるべきこと、覚えなくてはならにことを
探している状態です。
暇といえば、本当に暇ですし、毎日の達成感もない。
他の部署の同僚と仕事がらみのおしゃべりが、唯一の息抜きです。
身体は楽ですが、もう少し仕事が固まってからテレワークが理想かな。
でも、それは贅沢な話かもしれません。
何しろ、状況の悪化が激しいので通勤のリスクを考えるとテレワーク中心なのは有難いです。

タイトル:「ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人」
著者:梅谷 薫 講談社 2016年3月
ISBN:9784062729338

 最近、非常に残忍な手口での殺人やその罪について良心の呵責を感じていないと思われる人が
とても多いように感じていました。
そこで、上記の本を読んでみたというわけです。
心理学的には、昔から研究はされてきていて、様々な実験も行われてきたことがわかります。
その結果、最近急に冷酷な人が増えたわけではなく、昔から存在していたし、問題視されてもいたこと、それに一定の割合で必ず存在し、傾向の度合いに強弱があり、皆が犯罪者であるわけではない。
むしろ成功者として幸せに暮らしている人もいる、という驚き。
もしかしたら、多くのサイコパスと呼ばれる人々は、今まで時代の闇や表面上の好景気などに隠れて見えにくかっただけなのかもしれません。
このところのコロナ禍で、多くの人が不安になり、またSNSの発達で匿名で情報発信ができる手段が一般化したことで、不満の解消や人を支配したり、困らせたりすることに快感を感じる人が
多くの普通の人々の注目を浴びるようになったのかもしれません。
この本では、様々な日常のシーンごとに実例をあげ、対策を述べていますが、とにかく自分を見失わないこと、問題のある人に関わらないこと、逃げることも選択肢にいれること、を上げています。
どうしても逃れられないときは、ひたすら我慢しかない、とも言っています。
逃れられないとは、家族や職場、ご近所ですが、これは本当に苦しい。
問題のある人が本当に欲しいのは、他人の人権や自由なのです、という一文がとても辛い。
その通りだけれども、それに気づくまで、なんでだろう、どうしてだろう、
と悩み苦しんだ自分がなんとも哀れで、悲しい。
考えてみれば、自分の周りにはいつも他人を不快にさせる行動をする人がいたことに気が付きました。
その時は、自分が何か至らなかったせいかな、落ち度があったのかな、
気分を害するようなことを言ったのかな、と自分を責めていました。
でもそれは、違っていたのだと思います。
ただ単に、人より優位な立場にいたい、あるいは妬みや嫉妬など、
こちらには無関係な事情から生じた行動や態度だったのです。
この先、コロナ禍がどのように収束していくか、わかりませんが
目に見えない危険がウイルスだけではなく、人の心の中にも潜んでいることを
十分に認識して自分を守ることを第一に考えていこうと思います。

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思うこと 面白かった本

今年も残りわずかです。

 今年は春先からコロナに翻弄され続けています。
見えない相手にマスクや消毒、こまめな手洗い、人と距離を取って行動する、なるべく外出しない…、という手段で対抗してきました。
そして今まで普通だったことが、とても貴重なことになりました。
友人と一緒に時間を過ごすこと、大勢で舞台や音楽を楽しむこと、どこにでも誰とでも自由に行き来できること。
これからは何が重要で大事なのか、意識して選択し行動することが自分や大事な人を守ることにつながります。
自分も人も大事にしていきたいと思います。
さて、読書です。

タイトル:「禅 シンプル生活のすすめ」著者:枡野俊明(曹洞宗徳雄山建功寺住職)
株式会社三笠書房 2009年7月
ISBN:9784837977971

仏教の教えを日々の暮らしに役立てたい知恵が詰まっています。
あれこれ声高に理詰めで語るのではなく、とても簡潔に簡素な文章です。
実践を継続すれば本当に良いのですが、なかなかどうして難しいものです。
それでも、こうした知恵は時々とても読みたくなる、取り入れたくなる、ものです。
特に今年のようにあらゆることが変わり目となった時には。
自分に少し余裕を持たせて、来年は穏やかな良い一年になりますように。