だいぶ新たに感染が確認される方の人数が減って、落ち着いてきた感じがあります。
それに伴って、個人経営の飲食店や小売業のお店が再開しつつあります。
もちろん感染予防対策のため「アルコール消毒」のボトルが入り口に設置してあったり、人数制限をして店内に人が密集しないようにしたり、といろいろ知恵を絞ってらっしゃいます。
街でも割と多くの方々が歩いていて、ゴールデンウィークのときのように閑散とした雰囲気はありません。きっと大丈夫なんだろうなぁ と思いながら、不安もぬぐえないです。
段階的な解除になるとは思いますが、実際には人々の気持ちが一気に開放されて、感染者が増えるのではないか…。「長期戦を覚悟」と言われても、我慢していたので発散したい人が大多数です。
社会のしくみが、大胆にそして迅速に変わらなければ、みんなで共倒れになりかねません。
何から手をつけたらよいのかわかりませんが、慣習や常識を取っ払うという気持ちが必要だろうと思っています。
今まで普通だと思っていた生活にまつわるすべてのことは、多くの方々の「力」で成り立っていたことに、ようやく気付いた感じです。人が流動しないと経済が止まってしまうだなんて、実際にそうなってみて、初めて重大であることを認識しました。一人ひとりの「力」が集結して経済が回っていたのですね。そして今まで隠れていた世の中の「ひずみ」が、見えるようになった。貧困、暴力、差別 …。ごく普通に見える人が、実はあちこちで「ハードクレーマー」だったりします。こんな人は、外出自粛の今、どうやってストレス解消しているのか、とても怖いです。