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未分類 面白かった本

久しぶりの本です。

「読書の秋」とはいえ、眠くて忙しくて、なかなか本を手に取る余裕がありません。
そうすると、小説ではなく、雑学風な本に目が向くのです。前回も道路観察の賜物という感じの本でした。今回も似た感じです。

『表参道を歩いてわかる現代建築』 米田 明・内野正樹・押尾章治・後藤 武 著
 大和書房 2014年6月  ISBN 978-4-479-39254-5

建築物には興味があって、この手の本は大好きです。特に近代(大正時代から昭和初期)の建物は維持管理が困難ですし、耐震の関係もあって有名な建築家の作品や歴史的に意義のあるものしか残っていきません。今では同じデザインや材料で再現することはできないと思うので、なるべく頑張って残してほしいと思っています。
さて、上記の本では現代の著名な建築家の作品を表参道付近にあるものに限定して、デザインの特徴や周囲との関係性をどのように解釈して建築されたか、わかりやすく解説されています。場所柄でブランドの旗艦店が多いのも楽しいところです。
そこで、私は長らく誤解していたことがあります。青山通りに面して建っている「スパイラル」というビルですが、西武系のものだと思っていました。正しくは女性下着メーカー最大手の「ワコール」が文化活動拠点として建てたものだそうです。びっくり!

この「スパイラル」には5階に屋上庭園があり、庭園に面してカフェがあります。庭園には小川を思わせる水辺があってメダカも泳いでいます。真夏や真冬でなければ、庭園にある席でも飲食できます。とても気持ちの良い空間です。

全体を撮ることができなかったので、配置がわかりにくいと思います。ぜひ訪れてください。
店名は「Call」同じフロアで服や雑貨、食品・お茶の販売もしています。豊かな気分になれる場所です。