読書は好きですが、「読書会」に参加したことはありません。なぜって、自分の抱いているその本のイメージや感想を他人に話すなんて、気恥ずかしいですし、秘密にしておきたい気分だから。よく自分の本棚は、頭の中と一緒だとか、興味の傾向が一目瞭然だとか言われます。それと同じような感じです。でも、同じ作品でも読み手によって心に残る部分が違うとか、受け取り方が違うだとか、そういうことも知りたいという気持ちもあります。確かに。テーマになっている本を読まなくてはならないのが少ししんどいですが、今度機会があれば、また好きなジャンルの本がテーマだったら、参加してみたいと思います。
似たようなイベントで「ビブリオバトル」というのがあります。一度だけ体験したことがあります。最近は教育現場でよく行われています。自分の好きな本を他人にプレゼンテーションする、というもので、多くの参加者が一番読みたいと思った「本」が一番で、これは作品よりもお薦めの仕方に焦点があったイベントです。本来競争するものではありませんが、紹介する人の熱意だとか語りなどに、その人らしさが見えて、とても楽しいものです。意外と朴訥な語りの方が、本の内容やその人の思い入れが伝わる、なんてこともあります。興味のある方は「知的書評合戦 ビブリオバトル 公式ウェブサイト」をご覧ください。大型書店などでも開催していることがあります。
読書の秋 です。
お好きなジャンルの本を通勤・通学のお供に。